カードローンは悪いこと?誰も勧めてくれないのは何故ですか?


カードローン・キャッシングを利用したことがない方、また利用したことはないけど今後の利用を考えているという方に印象を聞いてみると「消費者金融にお金を借りるのは良いことではない」と答える方がとても多いです。私も実際にそのような印象を持っていたことは否定しません。そもそも、お金を借りるという行為が世間的にあまり印象の良いものではありませんよね。ただ、貸金業者は消費者金融だけでなく、銀行も含まれ、多くの方にとって融資先として欠かせないものになっています。


カードローン・キャッシングは幅広いシーンで利用されている


良い印象を持たれていない方に話を聞いてみると、「取り立てが怖い」「知らないところからお金を借りるなんてもってのほか」「お金を借りないような暮らし方をするべき」といった意見が聞かれます。


最後の意見についてはもっともなのですが、例えば「取り立てが怖い」という意見に対しては映画などのイメージが強いだけで、現在では厳しい取り立ては聞きません。消費者金融ほど厳しい取り立てを行っていないのです。というのは、カードローンとキャッシングの大きな違いが一つの理由となっています。


キャッシングは一括返済(またはリボ払い)をするのに対し、カードローンは分割返済(またはリボ払い)をするのが一般的となっていますので、キャッシングは小口融資に、カードローンは大口融資(小口融資も可)に向いています。キャッシングは消費者金融、カードローンは銀行が融資先になってくれます。


大口融資した銀行にとっては確実に返してもらえないと大きな痛手になりますから、銀行から借り入れる場合は返済が遅れると電話は勿論、書類送付、自宅、さらには勤務先まで取り立ての対象となってきます。一方で消費者金融は小口融資=少額の融資が多いため、取り立ては基本的に電話や書類送付のみで済ませることがほとんどです。


それでも返済期日は守るべきです。消費者金融の中には書類送付から返済期日までに返済がないと勤務先に電話をするところもあるので、勤務先に内緒でカードローンを利用しているのであれば、注意が必要です。返済期日までに確実に返せる額だけを借りるようにしなければ、会社にバレる可能性があるということです。


銀行だと自宅・勤務先への電話では留まらず、家族への電話、自宅・勤務先周辺での待ち伏せとなることもあると言われているので、周囲に内緒で銀行のカードローンで大口融資を考えている場合はくれぐれも慎重に。


返済期日を過ぎると電話で催促がくることが多い


催促は基本的に携帯電話への連絡が一番最初になることが多いです。返済期日を過ぎると毎日電話をかけてくる業者もあるので、返済期日はしっかりと守るべきです。


ここまでを見てみると「やっぱりカードローンは怖い・・」と思ってしまうかもしれませんが、返済期日までに確実に返済できるのであれば、利用は決して悪いことではありません。冠婚葬祭や旅行・レジャー費として一時的に必要になるだけ、新たなビジネスの利用に使うなど、借り方次第で有効活用できるのがカードローン・キャッシングです。


カードローン・キャッシングの利用を周りに相談しても誰も勧めてくれないのは、利用した過去を隠したいという気持ちが強いのかもしれません。


20歳以上の7人に1人がキャッシング利用経験ありというアンケートの結果も


2011年の少し古いデータですが、20歳以上の7人に1人は消費者金融のキャッシング利用の経験がある、と調査で結果が出ているそうです。2011年のデータですが、現在のデータもそこまで大きな変わりはないでしょうから、周りにカードローン・キャッシング利用の経験がある人がいる可能性はかなり高いです。


自分から利用したことがあるとは言いにくいものですから、隠している方がほとんどなのでしょう。誰も勧めてくれないのは当たり前です。まずは“相談”をしてみて、もし相談相手が過去に利用の経験があれば親身になって話を聞いてくれるでしょう。お金を借りる前にまずは一度相談してみることをおすすめします。


利息や延滞損害金の計算なども自分でできるようになって、カードローン・キャッシングの利用にはどのぐらいのお金を必要とするのかとしっかりと自分で把握してから利用することが大事です。